2025.3.32025.3.11
新年度は電気代を見直すチャンス!4人家族に最適な電気料金プランとは?

新年度は電気代を見直すチャンス!4人家族に最適な電気料金プランとは?

物価上昇が止まらない今、家計の支出を見直す際にカギとなるのが電気料金です。新年度こそおうちの電気代を見直すチャンス!この記事では4人家族のご家庭の平均的な電気料金をもとに、電気代を削減するために知っておきたい節電対策やマメ知識を紹介します。

  • 4人家族の平均的な電気料金って? 冬が一番高くなるのはなぜ?
  • 4人家族の平均的な電気料金って? 
  • 集合住宅より戸建てのほうが電気料金が高いってホント?
  • おうちの節電のためにやるべきこととは?
  • 冬場のほうが電気代が高いのはなんでなの?
  • 政府から電気料金の補助金が出ているってホント?
  • 政府の補助金が打ち切られる4月以降は要注意!
  • 電気料金の見直し&切り替えにベストなタイミングって?
  • 再生可能エネルギー実質100%の電気料金プランとは?
  • まとめ

4人家族の平均的な電気料金って? 冬が一番高くなるのはなぜ?

物価上昇が生活を圧迫している今、さらなる家計の見直しが迫られています。生命保険会社の研究機関によると、2024年の家計の一人当たりの負担増額は、前年よりプラス3.1万円、4人家族に換算すると12.3万円も増えたことに。2025年はさらに一人当たりがプラス2.7万円、4人家族の場合はプラス11万円も増加すると試算されています。

参考:どうなる?2025年の物価と家計負担!(株式会社第一生命経済研究所)

なかなかアタマの痛くなる話ですが、この項目では家計のうちの光熱費、特に電気料金について、4人家族の平均的な金額や季節によっての電気料金の推移を紹介します。

4人家族の平均的な電気料金って? 

下の表は、4人家族の月別の平均電気料金を2022年・2023年・2024年で並べたものです。

電気料金が高いのは、主に冬と夏であることがわかります。ご家庭の電気料金が平均よりも上か下か? 比べてみてください。

4人家族 月別の電気料金

総務省統計局「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯(世帯人員別・電気代/円)」を参考に弊社にて作成


上記の表では政府の支援策として、2023年1月から開始され、2024年5月使用分まで実施された「電気・ガス価格激変緩和対策事業」や2024年8月~10月使用分までの「酷暑乗り切り緊急支援」による値引きで、比較的に電気料金が落ち着いた月も見られます。

集合住宅より戸建てのほうが電気料金が高いってホント?


東京都が令和6年3月に発行した「家庭の省エネハンドブック」(PDF)によると、4人世帯以上の電気料金は、マンションなどの集合住宅に住んでいる家庭よりも、一戸建ての家庭のほうが「高い」という結果になっています。

一戸建て 集合住宅 比較

「家庭の省エネハンドブック」を参考に弊社で作成


一戸建ては集合住宅より専有面積が広いのと、部屋数が多い傾向にあり、また天井が高かったり居住空間が広い分、全体を冷やしたり暖めたりするのにより電力を消費するようです。

また一戸建ての場合、そもそもの契約アンペア数が80アンペアなど、一般的な40アンペアよりも高く設定されている場合もあるので、家じゅうの家電の消費電力を確認して、適切なアンペア数にするというのも、節電に向けて必要なアクションといえます。

おうちの節電のためにやるべきこととは?

まずお使いの家電の消費電力を知ることが大切です。今、使っているエアコンやテレビ、冷蔵庫などの家電の消費電力を確認するには、本体に貼られているシールや取扱説明書を確認しましょう。

電気料金の中でも大半を占めるのが冷暖房費です。冷暖房設備にエアコンを使用している場合は、フィルターをマメに掃除したり、省エネタイプの機種に買い替えるなど、基本的な節電対策も必要でしょう。

冬場のほうが電気代が高いのはなんでなの?

電気料金については前述の月別の電気料金表を目安に確認しましょう。例年1〜4月や8月〜10月までが高値を付けていることがわかります。4月や10月の料金が高めなのは、春先もまだ暖房を使う地域があったり、9月10月は残暑が厳しく冷房を使うからかもしれません。

家電メーカーの調べによると、夏場より冬場のほうが比較的電気料金が高いのは、エアコンなどで室温を上げる際の、消費電力が関連しているそうです。


出典:エアコン暖房の1時間あたりの電気代はいくら? 電気代を節約するポイントも解説 | UP LIFE | 毎日を、あなたらしく、あたらしく。 | Panasonic を参考に弊社でイラストを作成。


図は、冬場と夏場のエアコンの設定温度と外気温との「温度差」を表していますが、冬場は外気温が低いため、設定温度まで上げるために電気の出力を上げなければなりません。消費電力がおのずと上がってしまうのはこのためといわれています。冬場の室内の設定温度の20℃は環境省推奨の室温ですが、あまり現実的ではないため、実際は25℃などもっと高く設定しているご家庭が大半でしょう。外気温が低ければ低いほど、家の中と外との温度差に開きが出じるので、夏より冬のほうがフルパワーでエアコンが稼働するため、余計に電力を消費するというわけです。

政府から電気料金の補助金が出ているってホント?

エネルギーのほとんどを輸入に頼っているわが国では、2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻以後は原油価格やLNG(液化天然ガス)などの燃料価格が高騰し、度重なる政府の支援策がなければ、電力会社の経営も私たち市民の生活も立ち行かない状況が続いてきました。これまで政府の支援策としては、前述した「電気・ガス価格激変緩和対策事業」(2023年1月~2024年5月使用分まで)や「酷暑乗り切り緊急支援」(2024年8月~10月使用分まで)のほか、2025年1月~3月までの使用分を支援する「電気・ガス料金負担軽減支援事業」があります。低圧(一般家庭)への補助金単価は以下の通りです。

出典:資源エネルギー庁「電気・ガス支援料金」を参考に弊社で作成

これによると2025年1・2月の使用分では2.5円/kwh、3月使用分では1.3円/kwhの補助となっています。仮に4人家族で月に400kwhの電力を使用したとすると、2025年1・2月使用分は1000円/月、3月使用分は520円/月が補助金による割引額に相当します。こうして具体的な価格で表すと「たったこれだけか〜」と思うかもしれませんが、補助金がゼロよりはいいかもしれませんね。同じ資源エネルギー庁のサイトでシミュレーションができる項目(下記)がありますので、ぜひ試してみてください。


資源エネルギー庁 電気・ガス料金支援 にて該当月の値引き額をシミュレーション

政府の補助金が打ち切られる4月以降は要注意!

そんな政府の補助金ですが、2025年3月使用分までは支援が発表されているものの、それ以降は今のところなんの音沙汰もないのが実情です。冒頭でリンクした生命保険会社経済研究所のウェブサイトでも「政府による電気・ガスの価格抑制は25年3月に半減となり、4月以降は終了とされているため、政府が予定通り政策を遂行すれば、年度明け以降のエネルギー価格が大きく上昇することに注意が必要だろう」という見解を示しています。

つまり4月の電力使用分から、また電気代が上がる可能性は否めません。原油価格も少しずつ上昇傾向にあり、中東情勢が緊迫した後の2024年4月ほどの高値ではないものの、単価は徐々に迫ってきています。昨今ニュースになっている米国・トランプ大統領とロシアのプーチン大統領によるウクライナ抜きの和平交渉など、世界情勢はまだまだ緊迫した状況にあるといえます。多くのエネルギーを火力発電など、化石燃料を燃やすことで得ている私たちは電気を使うこと自体、もっと自分ごととして考える必要性が出てきています。

電気料金の見直し&切り替えにベストなタイミングって?

できる限りの節電対策をしているけど、なかなか電気代が安くならないという時は、今ご契約中の電気料金プランの見直し&切り替えを検討してみましょう。見直しや切り替えのベストなタイミングはズバリ、夏の冷房や冬の暖房を使用する「前」がいいでしょう。ご契約の電気料金プランによっては、2年間の契約が条件になっているなどの「縛り」もあるため、契約内容を確認してみてください。夏場のエアコンなどの電力使用で電気代が上がる「前」に見直しや切り替えをするなら新年度、4月〜5月など「夏が来る前」までに検討するのがベストです。

電気料金の見直しで迷ったらご相談ください

再生可能エネルギー実質100%の電気料金プランとは?

4人家族以上のご家庭では、どうしても電力使用量がある一定の量から減らない、というジレンマがあるかもしれません。ならば電力量料金が一律でシンプルな料金体系のQ.ENEST(キューエネスでんき)のエコHomeプランがあります。エコHomeプランなら、基本料金が地域の電力会社よりもおトクに! 電力量料金が使えば使うほどおトクに!なります。さらにエコHomeプランは実質再生可能エネルギー100%の電気をご提供します。CO2排出量ゼロで環境保護に貢献できるプランとなっています。

エコHomeプランについてもっと詳しく

まとめ

いかがでしたか? この記事では、4人家族のご家庭の平均的な電気料金と、節電のためにやるべきこと、また冬場の電気料金が高い理由や政府の補助金政策についてお伝えしました。新年度、夏の電力需要が増す前に、電気料金プランの見直しや電力会社を切り替えることもおすすめします。

  • #電気代見直し
  • #おすすめ料金プラン
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