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夏が来る前にエアコンを試運転!自動運転で電気代がオトクになる方法も解説!

夏が来る前にエアコンを試運転!自動運転で電気代がオトクになる方法も解説!

冬の間、フル稼働していたエアコン。夏が来る前に試運転して、異臭や異音など不具合がないか早めに点検しておきましょう。省エネを目指すならフィルターの掃除をしたり、プロに洗浄を依頼するのも手。電気代を節約するには設定温度や自動運転にも注目です。

  • 冬の間フル稼働したエアコンはホコリやカビだらけ
  • エアコン内部でカビが増える原因って?
  • 4月はエアコンの掃除を始めるチャンス
  • この時期に試運転をするメリットとは
  • エアコンを快適に使うための掃除法
  • 自力で掃除OKの箇所とその方法
  • プロにまかせたほうがいい箇所
  • エアコン掃除でやってはいけない4つのNG
  • 今年の夏はさらに暑くなる? エアコンを適切に使用しよう!
  • エアコンの設定温度は何度が適切?
  • エアコンの自動運転で電気代が節約できるってホント?
  • 自動運転モードなら快適さと節電が両立できる!
  • まとめ

冬の間フル稼働したエアコンはホコリやカビだらけ

ちょっとムシムシしてきたのでエアコンのスイッチを入れたらなんだかクサイ! それはエアコンの内部のカビや汚れが原因かもしれません。ハウスクリーニング会社の調べによると、住まいのお悩みお問い合わせのダントツ1位はエアコンのカビ臭で、梅雨時は全体の87パーセントにも上ることがわかりました。

【梅雨】カビ臭いエアコンの対策と予防法を掃除のプロが伝授

エアコンがカビやホコリを吸うイラスト

エアコン内部でカビが増える原因って?

エアコンの内部がカビる原因は主に「高湿度」「カビが繁殖しやすい温度」「汚れが溜まりやすい」の3つがあります。カビは湿度が60%を超えると繁殖が活発になり、80%を超えると繁殖速度が急激に高まります。

エアコンは、吸い込んだお部屋の空気を、熱交換器と呼ばれる部品で冷風や温風に換えて再放出しています。そのため一仕事終えたエアコン内部にはホコリがびっしり。ホコリはカビのエサとなり、ますます増えていきます。

冬の間は暖房運転の高温で熱されていた内部も、その後は放置され、外気温の上昇や雨などによって高温多湿の状態になっていきます。4月〜6月は湿度も徐々に上がるため、カビにとって最適な住みかとなっているのです。

4月はエアコンの掃除を始めるチャンス

実際に冬の暖房運転が終わってから、エアコンの掃除をせずにほったらかしている人は多いでしょう。そして5〜6月頃、ムシ暑くなって除湿運転でもしようかな、とスイッチを入れたらカビ臭がする・・・毎年その繰り返しかもしれませんね。

お住まいの地域にもよりますが、4月に入って暖房をつける回数が減ったら、エアコンの掃除を始めるチャンスです。次の項で紹介する掃除法を参考に、まずはフィルターから始めてみましょう。ただしエアコン内部を自力で掃除するのは禁物です。内部の機器に水や薬剤がかかると故障の原因にもなりかねないので注意しましょう。

この時期に試運転をするメリットとは

エアコンを購入してから何年も経っていたり、リビングとキッチンが近く、油煙を吸っている可能性がある場合はプロによるクリーニングに頼るのも手です。きれいになったら「試運転」も忘れずに。ニオイのチェックはもちろんのこと、きちんと作動するか確認しておきましょう。万一、不具合がある場合は早めに修理の相談や買い替えも検討しましょう。

7月〜8月の最盛期前は買い替えの需要が多く、取付工事や修理・メンテナンスの予約も取りづらいと聞きます。できるだけ前倒しして4月〜6月までに終えておけば安心ですね。

エアコンを快適に使うための掃除法

この項ではエアコンを自力で掃除する箇所とその方法、注意点などをご紹介します。

掃除を始める前にエアコンの電源を切り、コンセントを抜いておきます。電源を入れたままだと感電したり、掃除の器具がファンなどに巻き込まれるので危険です。室外機を掃除するときも忘れずに電源・コンセントを抜いておきましょう。

エアコン掃除法 手順イラスト

自力で掃除OKの箇所とその方法

●フィルター

エアコンを自力で掃除する場合、ポピュラーなのがフィルターの掃除です。取り外しができるので、こびりついたホコリを掃除機で吸い、表面を軽く拭いて汚れを落とします。

キッチンの油煙やタバコのヤニなどで茶色く汚れている場合は、取り外してから洗剤を入れた水につけ置きしたり、やわらかいスポンジで汚れをぬぐってからシャワーなどで洗い流します。水気が完全に取れてから、エアコン本体へ戻しましょう。詳しいお手入れ方法は、エアコンの取扱説明書を参考にしてください。

●吹き出し口とルーバー

ルーバーとは、エアコンの吹き出し口に取り付けられている羽根状の部品で、風向きを調整する役割があり、フラップや風向板とも呼ばれます。手で角度を変えられるので、動かして表面の汚れをやわらかい布などで拭きます。

●エアコン本体

エアコン本体は、てっぺんに積もったホコリを市販のワイパーなどでからめとり、少し湿らせた布などで汚れを拭きます。

●室外機とその周辺

エアコンの室外機は、室内で取り込んだ暖かい空気を屋外に放出したり、外気中の熱を集める役割がありエアコンにとって心臓部ともいえる大事な部分です。室外機の周辺に物を置いたり直射日光が当たると、空気の循環がうまくいかず、放熱や蓄熱の効率が下がってしまうので注意しましょう。

プロにまかせたほうがいい箇所

エアコンのお掃除でプロにまかせたほうがいい箇所は、ズバリ「自分でできるところ以外すべて」です。エアコンの内部には精密機器があるので、水や薬剤がかかってしまうと故障したり、最悪の場合、火災事故につながる恐れがあります。市販のエアコンクリーナーはエアコンの内部には使用せず、取扱説明書に示された範囲だけにとどめましょう。万一、電装部品にクリーナーがかかった状態でスイッチを入れると火災につながるリスクもあることを忘れないでください。

扇風機やエアコンで火災発生!安全に使うための注意点とは?

エアコン掃除でやってはいけない4つのNG

  • 運転したまま掃除をしない
  • エアコンに直接、水やクリーナーをかけない
  • 自分でエアコンを分解しない
  • フィルターを熱風や直射日光で乾かさない
エアコン掃除 4つのNG イラスト

掃除するときは電源をオフにしてコンセントを抜く、水気の多いものは使わない、無理に奥まで自力で掃除をしようとしない、必ず取扱説明書を読んでから始めるなど、十分に気を付けましょう。

今年の夏はさらに暑くなる? エアコンを適切に使用しよう!

2024年は統計を開始した1898年以降で2023年と並び、もっとも暑い夏となりました。しかし日本気象協会によると、2025年の夏も同様に全国的な「猛暑」となる見通しです。

3月〜5月の平均気温も「平年並みか高い」ということで、早い段階から熱中症などに注意が必要となるでしょう。エアコンを適切に使用し、水分をこまめに摂取するなど、熱中症予防に備えましょう。

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参考:2025年の夏も全国的に猛暑 観測史上1位タイの高温となった2024年との違いは?

この夏「また猛暑」予想 梅雨時期や夏の大雨にも注意 暖候期予報(気象予報士 石榑 亜紀子 2025年02月25日) - 日本気象協会 tenki.jp

エアコンの設定温度は何度が適切?

環境省が推奨する夏場の室温の目安は28℃とされています。結構高いと思うかもしれませんが、こちらはあくまでも目安であり、外気温との兼ね合いや窓から入る日差しの量、室内にいる人の体調等を考慮した上で決めるといいようです。

ちなみに環境省の統計調査によると、冷房時のエアコンの設定温度は28℃の家庭が一番多く、27℃と合わせると約6割を占めています。

エアコンの使い方について | 家庭部門のCO2排出実態統計調査

室温が28℃になかなか到達しない場合は、設定温度を下げたり、扇風機やサーキュレーターを併用するなどしてみましょう。手っ取り早く室温を適正温度に保つためには、エアコンの自動運転モードを活用するのがおすすめです。

エアコンの自動運転で電気代が節約できるってホント?

エアコンの機能で注目なのが「自動運転機能」です。メーカーや機種によって多少違いがありますが、エアコン本体に組み込まれた温・湿度センサーの働きで室内の環境を測り、温度・湿度ともに最適な状態を維持しながら運転します。新しいエアコンほどその機能は進化し、AIによるおまかせモードなどが標準搭載されています。

自動運転モードなら快適さと節電が両立できる!

実は「エアコンは電源を入れてから適温になるまでが最も電力を消費する」ことがわかっています。30℃を超える真夏日では、外気温とエアコンの設定温度の差が大きくなるほど運転開始後の消費電力は上がってしまいます。

例えば35℃の外気温で部屋の中も同様に高温状態にあるとして、まずは設定温度を28℃にし、自動運転モードを選択します。設定温度に達するまでは900kW~1000kW(冷房時)と

消費電力は上がりますが、設定温度に達した後は無駄な消費電力を抑え、自動で快適な温度をキープできるのです。電気代を抑えることにもつながり、快適さと節電を両立することができます。自動運転モード、使わない手はないですよね。

まとめ

この記事では4〜6月の夏前までにエアコンの掃除や試運転などを済ませておくメリットと、自力でできるエアコンの掃除法。エアコンを自動運転モードにすることで、節電につながり、電気代もオトクになることをお伝えしました。地域の大手電力会社よりも基本料金が安い

Q.ENESTでんき(Qエネスでんき)の「エコHomeプラン」なら、夏場に上昇する電力消費をあまり気にすることなく暮らしに必要な電気をお届けします。

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