
太陽光の発電量はどう計算する?便利なシミュレーションツールも合わせて解説
太陽光発電では、太陽光パネルの大きさによって発電する電気の量(電力出力量)が異なります。また、天候にも左右されることから、実際の日照時間によっても出力量の数値が変動します。しかし、事前に目安程度の発電量は計算することができます。ここでは太陽光発電の発電量について、事前にシミュレーションする方法なども合わせて解説していきます。
- 太陽光の発電量はどのように計算している?
- 太陽光の発電量はシミュレーションできる?
- 卒FITや非FITの買取をするのなら市場連動型のプランがお得!
太陽光の発電量はどのように計算している?

例えば、太陽光発電の1日の発電量の計算式は以下となっています。
「標準状態における太陽光パネルの電力出力量(kW)×設置場所での日射量(kWh/平方メートル・1日)×総合設計係数(通常は0.7程度)×日数₌〇日間の発電量」
と、非常に複雑な計算式となっています。
一般的に1日の発電量の目安は、1kWの太陽光パネルで「約2.7kWh」。そして、年間の推定発電量は1,000kWh程度と覚えておくと大変わかりやすいでしょう。ご家庭では、大体4kW~5kWの出力量を持つ太陽光パネルを設置する場合が多いため、1日の発電量は10.8kWh~13.5kWh、1年間の発電量は4,000kWh~5,000kWhとなります。とはいえ、太陽光パネルも太陽の角度や方位、気候条件、季節、日照時間などによって影響を受けるため、これらはあくまでも推定発電量です。ただ目安とはなるので、ご自身が設置する予定の太陽光パネルで生み出すエネルギーの容量はある程度シミュレーションできるでしょう。
参考:社団法人日本電機工業会 公共用・産業用太陽光発電システム計画ガイドブック
太陽光の発電量はシミュレーションできる?

太陽光の発電量を計算する際には、太陽光発電システムの容量や発電効率、日射量などのパラメータを踏まえて計算する必要があります。これらの要素を総合的に考慮して、太陽光パネルから得られる電力量をシミュレーションするのは難しいところ。
太陽光買取サービスを提供する「エネまかせ」では、「買取価格シミュレーション」機能を用意しています。この機能を使えば、簡単に今後1年間の発電量をシミュレーションすることができます。年間予測発電量だけでなく、余剰発電量(自宅で使わなかった余った太陽光電力)も予測できます。もし自宅の太陽光パネルから発電した電気を電力会社に売ろうとお考えの場合、この「余剰発電量」を売電することになるので、どれだけになるのかはぜひ調べてみてください。
※エネまかせのシミュレーション機能による結果数値は記入していただいた情報と過去のJEPX(日本電力卸売市場)買取実績のデータをもとに、AI・マシンラーニングを活用し、当社が独自開発したシステムを活用して、将来の買取価格を予測したものであり、買取単価を約束するものではありません。
※実際の買取取引に適用される単価および取引時間帯は、太陽光発電システムの発電状況により異なります。
※固定買取について、比較対象は固定買取単価約7.8円で計算しています(2024年2月時点の当社調べ。他社買取単価平均となっています)。
買取価格シミュレーションはこちら
卒FITや非FITの買取をするのなら市場連動型のプランがお得!
ここでは発電量の調べ方を説明しましたが、具体的にはどのようなプランで売電をしたら効率よく運用できるでしょうか?
太陽光発電設備は、「FIT制度」と呼ばれる、発電した再生可能エネルギーの買取価格を一定期間、国が保証するという制度を利用していることがほとんどです。ご家庭の場合、FIT制度は10年間適用されますが、FIT制度の適用期間が終了すると「卒FIT」と呼ばれるようになります。卒FITになると、国による売電価格の保証がなくなるため、FIT期間の買取価格に比べると大幅に安くなってしまいます。
そこでおすすめなのが、卒FIT向けの買取プランを提供している「エネまかせ」です。卒FITになると、FIT期間中に契約していた電力会社へ引き続き売電をすることも可能ですが、別の会社の卒FIT向けの買取プランに切り替えることも可能です。さまざまな卒FIT向けのプランがありますが、「エネまかせ」のプランでは、卸電力市場JEPXの取引価格に連動して買い取ります。
以下は、東京電力とFIT期間中に契約していた場合、卒FITとなった際の買取価格とエネまかせの買取価格を比較しています。エネまかせは、市場に連動しているため、最低買取額と最高買取額を算出しています。最高値・最低値は1ヵ月の平均を年間で見た際に最も高い・低い月の買取価格を選出しています。 それぞれを比較した結果、エネまかせの方が高い買取価格となっていました。
